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震災24日め

2007417_001

JA共済主席鑑定人の方が調査・鑑定にお出でました。
1時間半程度の調査でした。

共済というもののからくりを知りました。

正覚寺は農協の共済の保証金の契約は5000万円の契約になっています。
ですから、5000万円を元に、半壊なら2500万円などというように損傷の度合によって単純に保証金が算定されるのかと思ったら、そうではないのです。
本堂が全壊したとして新築する金額が5億円という査定で、それに対して5000万円の共済加入なので、建物の10分の1だけ共済に加入しているという計算をされました。
つまり、本堂を4億と査定すれば1/8、3億と査定すれば1/6の保証になるというカラクリです。

ですから、正覚寺の場合は、もし3000万円という損害額の査定なら、その10分の1の300万の保証になるということでした。
それに、建物の5%以上の被害でないと保証されないということで、5億円の5%の2500万円以上の損害査定でなければ保証はありません。

修繕費はいくら程度と計算されますか?という私の問いに、
鑑定人は、1000万~2000万という答え。
私はかなり年配の方だったので1桁間違えたのだろうと思っていましたが、どうもそうではないようです。
第3者ではない農協お抱えの鑑定人ですから、出さないように出さないようにするのは当然ですよね。
結局、農協の共済も宣伝文句だけのもののようです。
東京へ帰ってからじっくりと計算するということでしたから、あまりに酷い鑑定だったら、異議を申し立ててみるつもりです。

①共済金 ÷ 再調達価格 = 農協の保証割合
  5千万円 ÷ 5億円   = 0.1

②損害5%以上 支払い対象
  5億円 × 0.05 = 2500万円 以上

③損害額査定 3000万円 × 0.1 = 300万円(支払い額)

ただ、今回来られた鑑定人さんは1級建築士でもあり、損害保険協会の鑑定人の資格もある方で、建物を見る目は確かなようでした。
修復の方法や屋根の傷みの見方など教えていただき助かりました。
壁は、柱の傾きを修正すると、現在大丈夫な壁も全部落ちてしまうので、最初から落としても同じだということでした。
床も外さなければ、柱を起こすことはできないから、床も外さなければならないということです。
屋根も全面的に葺き替えが必要なので、屋根、壁、床を外すということはほとんど骨組みだけになってしまうので、先日の設計士さんたちと同じ意見でした。

2007417_002

震災後に農協から郵送されてきた文書の抜粋。
今日の鑑定人の説明と違っていると思えるのですが・・・???

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JA共済ご加入の皆様へ

建物更生共済の自然災害共済金のお支払い等について

1.地震等による自然災害共済金の支払い
   地震等につきましては、ご加入いただいている建物または動産に5%以上の被害が発生した時に、自然災害共済金をお支払いいたします。
   何%の被害が生じたかにつきましては、JA共済の損害調査員等がお伺いいたしまして、被害状況(柱の傾き・壁・屋根の破損等)を調査して決定いたします。
   また、自然災害共済金の額につきましては、「火災共済金額x建物または動産の被害(%)×1/2」でお支払いいたしますので、例えば、加入金額が2,000万円で、ご加入いただいている建物の被害が5%の場合には、「2,000万円×5%×1/2=50万円」となり、50万円を自然災害共済金としてお支払いすることになります。
   なお、5%未満の被害については、共済金をお支払いすることができませんので、その場合はご了承ください。

                                  平成 19 年 3 月
                                  農 業 協 同 組 合

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