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震災1ヶ月

A: 建設会社の社長が、今はどんなに重いものでも持ち上げて建て直すことができると言っていましたけど・・・。

私:そうです。
  技術的には正覚寺の本堂の修復は十分可能です。
  私が心配しているのは、その費用です。

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B:正覚寺は、本堂を取り壊すことに決めたのか?
C:正覚寺は、建て直すことに決めたのですか?

私:いいえ、そうではありません。
  ただいま、修復の見積りの調査をしていただいているところです。
  ただ、正覚寺の現状では予算化が不可能な見積額が提示されるであろうということを覚悟しているだけです。

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D:先人が残してくれた遺産的な価値のある本堂を安易に解体するのはいかがなものか?

私:治していただけるなら、ありがたく修復していただきます。
  どうか修復して下さい。

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E:どのくらい傾いているのですか?

私:2度、天井と床とで11cm少々の傾きらしいです。

E:たいしたことないじゃないですか。

私:・・・・・・

(確かに、向いの重蔵神社(能登二の宮)の拝殿は、正覚寺より傾きが大きいようにみえます。
 でも、建物の高さが低い、柱の長さが短いので起こしやすいそうです。
 単純に傾きの数字だけでは判断できないと思います。
 そういうことは、正覚寺の本堂の自慢になるので言いませんが・・・)

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今日の数人の方との会話です。
毎日、同じような会話を繰り返しています。
修理して保存すべき・・・その意見は正論です。
でも、その費用を負担するのは誰でしょう?
そういう問題です。

撤去した鐘楼堂に関しても、屋根をクレーンで吊って・・・というご意見があります。
確かに、地震当日もそういう話し合いがありました。
でも、私は、助言や県警の要請を受け入れて、撤去やむなしという判断をしました。
住職として、鐘楼堂撤去の責任は負っていかなければなりません。
同様に、本堂・座敷に対しては、正覚寺がどのような決断をしたとしても、もっと大きな批判・評論があるであろうことが予想され、それに対する責任も負っていかなければならないと覚悟しています。

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