« 震災10日め-3 | トップページ | 震災11日目-2 »

震災11日目-1

200744_038

昨日のボヤキの続きですが、教務所(本山)の通知に、小屋組(天井裏・屋根裏)の損傷を写真に撮れとあります。
正覚寺は、いつでも小屋組の調査に上がるように入り口が儲けられていますが、私一人で小屋根に調査に入る勇気が持てません。
本山の小屋根ようにしっかりした廊下のような常設の足場があればいいですが、正覚寺のような一般末寺ではそのような設備はありませんから、梁の上を歩かなければなりません。
余震はほとんど収まったようですが、それでも今朝は震度3の地震があり、小屋根に上がる勇気はありません。
天井がなければ、床からある程度確認できるでしょうが、正覚寺には廊下にも天井があるので小屋根に上がる以外に確認する手段はありません。
教務所(本山)の指示は現実的ではありません。

200744_041

屋根、瓦の被害も写真では表現は困難です。
正覚寺は、のき・ひさしが高いのでのきの瓦のズレ、屋根の波打ちを写真で伝えようとするのですが、写真では伝えることが困難です。

その他、壁のはがれや床が落ちている状況などを撮影するのですが、これらも写真では伝えるのが困難です。

正覚寺を訪れた方は、皆、写真と現実は違う、実際に見なければ分からないとおっしゃいます。
どうして本山は調査員・審査員を派遣しないのでしょうか?

正覚寺の所属する真宗大谷派能登教区第七組は、比較的僧侶の年齢が若い組です。
それでも、50才を過ぎた私が住職若手ナンバー2です。
過疎高齢化はご門徒ばかりではありません。
一般社会では高齢者として扱われる老夫婦が、住職・坊守という寺院が能登には多いはずです。
そのような人たちに、損傷を自分たちで写真で伝えろというのは酷な指示だと思います。

また、写真などの各寺から提出された被災の報告文書を誰が審査するのでしょうか?
教務所で審査されると、正覚寺はとても不利だと思います。
教務所(本山)相手に調停・裁判をした寺を救済したくないと思うのは、教務所(教区)の人情として当然だと思います。

また、共済審査会のメンバー構成によっても有利不利が出ると思います。
親戚・友人・知人の寺を助けたいというのが普通の心情。
政治的に影響力をもつ寺に手厚く、政治的な繋がりを持たない寺が手薄になるような審査はしないで欲しいと思います。

共済は、被害の大きさと加入口数に応じて保証されるべきです。
第3者により、公正・平等に判定していただきたいと思います。

200744_043

次へ 震災トップへ

« 震災10日め-3 | トップページ | 震災11日目-2 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

私素人なりに考えても住職ひとりでの作業は危険だと思います。勇気あるなしの次元の問題ではないと思います。複数の人間、少なくとも一人は建築工学の専門家(たとえば大工さん?)が立会いのもと、力学的な判断の上での調査をしたほうがいいのではないでしょうか? 危険予知及び危機管理(いざという時の避難方法や、最低限ヘルメット着用など)も必要だと思います。いつどの箇所がどう崩れてくるか判らないですよね。

一般的には農協が酷いというウワサでしたし、私もそう思っていました。
しかし、今回の震災で農協はすでに2回調査に来ています。
一般の調査では判断できない損傷ということで、専門の調査員が来るようです。
どれだけ保証してくれるかは別にして、誠意ある対応に農協を見直しました。
本山も気持ちが伝わる対応をして欲しいものです。

被災した門徒へ三つ折り本尊、タオルの支給の案内があったけど、寺が壊滅的な私にはそんな余裕はありません。
輪島市は真宗本願寺派の寺院がない地域です。
しかし、市役所へは真宗大谷派のタオルは届いていませんが、浄土真宗本願寺派のタオルは届いています。
被災地の現状を把握した対応をして欲しいと思います。

震災11日目の様子拝見しました。そちらに出向いていない私ですが、中越の現場を見ているだけに、十分、厳しさが伝わってきました。中越の時でも、問題になりましたが、調査員、審査する人、誰が?は今だ、定まっていません。審査は多分、宗務職員です。阪神淡路、中越、そして能登沖、どれだけの被害(人も建物も)を見たら、宗門はきちっとした行政の体制を整えるのでしょうか?6月の宗会で、問題にしなくてはいけませんね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 震災10日め-3 | トップページ | 震災11日目-2 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

気象協会

  • 気象協会

最近のトラックバック