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能登半島地震 被災104日目

昨日の夕方、メダカの世話をしていたら、被災した本堂を見せて欲しいと訪ねて来られた方がありました。
中越地震の被災地である長岡から仮設住宅に用事があって輪島へ来られたようでした。
このブログを見られて、正覚寺を訪ねていただいたとのことでした。

能登・輪島は、観光地であり、能登の主産業は観光であろうかと思います。
観光地であるために、震災直後から、能登は元気、能登は大丈夫という風評被害によるダメージを払拭するキャンペーンが行われました。
輪島市街地の被害状況が観光客など市外の方には見えにくいということもありますが、風評被害を食い止めるキャンペーンが被害がなかったかのような錯覚を多くの方に与え、能登半島地震が忘れ去られてしまっているように思われます。
その影響だろうと思いますが、義援金の集まりが中越などの震災と比較して極端に少なく、仮設住宅の入居者は、鍋や寝具、肌着といった生活必需品すら不足しているというのが現状です。

能登は元気キャンペーンにもかかわらず、正覚寺のご門徒の旅館も、未だにキャンセルなどが相次ぎ、キャンペーンが観光客をとり戻すことに余り役立っていないように思われます。
私は、風評被害を払拭する目的のキャンペーンは逆ではないかと思っています。
震災の被害を隠すのではなく、逆に震災の見所ツアーを企画すべきだったのではないかと思います。
今、日本中でもっとも生々しい震災の被災地は能登・輪島なのですから、現在の輪島では余所では見ることのできない景色を見ることができます。
走るバスの中からでもはっきり分かる隆起した海岸、二つに割れた山、崩落した崖、消えた町並み・・・。
火事場や事故現場のやじうまのように他人の不幸を積極的に見ようとする人たちもいます。
しかし、人が悲しんでいる現場を気の毒で自分からは見に行けないという方も多いと思います。
被災者の気持ちとしては、被災の現状を知って欲しい、忘れないで欲しい、そして、励まして欲しい、助けて欲しいというのが正直なところです。

昨日、このブログを見て訪ねて下さった人がおられたことで、こんなつまらないブログですが、能登半島地震の現場を伝えることが出来ていたんだとうれしく思いました。

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コメント

地元からの震災情報発信が少ない中で,貴重です.その方からも,被害の甚大さを聞き,改めて大変だと思いました.地震から3ヶ月.疲れも溜まり,また,元の生活に戻った人,再建の目処の立った人,まったく先の予定の立たない人,等々,同じ地震に被災しても,その後の道筋が複雑に分かれて来た時期でしょう.無理せず,一歩一歩進んで下さい.

中越地震の際に地元のさまざまな現場で動いた人達と緩やかなネットワークを作り,能登の支援を行っています.出来る事はわずかですが,少しでも中越の経験,成功例も失敗例も含めて伝わればと思っています.

下記にホームページを設けました.ブログも是非ともご覧下さい.
http://tf.qee.jp/

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