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能登半島地震 被災から241日目

20071120_002
土曜日の夜は、雷にアラレという荒れた天気、
日曜日の夜は、山側では初雪という冷え込み。
で、昨日から回復するという予報でした。
ところが、今朝から雷に雨・アラレ、おまけに小型台風並みの風がビュービューと音を立てて吹いています。
11月下旬のこういった荒れた天気を輪島では「おしっちゃ荒れ」と言います。

「おしっちゃ」というのは、報恩講のことです。
本山(東本願寺)で勤められる報恩講は、11月21日から28日まで勤められ、それを七昼夜報恩講と言います。
輪島の寺格の高い大坊では、許可を受けて本山と同じ七昼夜の日程で報恩講が勤められてきました。
だからだろうと想像しているのですが、輪島では報恩講をお七昼夜(おしっちゅうや) → おしっちゃ と呼びます。
ちなみに正覚寺は、11月25日から28日まで三昼夜報恩講でした。

本山などで勤められる11月28日の親鸞聖人の御命日を満座として勤められる報恩講を、御正忌報恩講と呼ぶのに対して、末寺などが御正忌をはずして行う報恩講を、引上会またはお取越しと呼びます。
本山から百里以内の寺院は、引上会(お取越し)を勤めて、ご門徒と共に本山の御正忌報恩講に参詣するという決まりがあったらしいのですが、輪島などの能登半島先端部の寺院は、本山から百里以上の距離があるために本山と同じく御正忌報恩講を勤めることが許されているのだと教えられました。
現在は、農作業など御門徒の生活も変わってきたことから、輪島の地域でも報恩講の日程を繰り上げて、引上会報恩講を勤める寺院が増えつつあり、正覚寺も近年は試行錯誤しながら11月8日から10日(+11日は永代・祠堂経会)という日程で二昼夜の引上会報恩講を勤めています。

北陸地方は真宗王国と呼ばれる地域ですが、その中でも輪島は曹洞宗の本山(祖院)である総持寺があるにもかかわらず、ほとんどが真宗門徒と言ってもよいほど真宗大谷派が独占している地域です。
そんなことから、真宗寺院の行事に便乗しているのだと思いますが、輪島の曹洞宗の寺院でも11月から12月にかけて「おしっちゃ」と呼ぶ行事が行われます。
さすがに親鸞聖人の報恩講ではないと思いますが・・・。

で、話が戻りますが、報恩講の準備をする11月20日頃から報恩講が勤められる下旬にかけて、毎年必ずと言っていいほど雷が鳴りアラレや雪が吹きつけ天気が荒れることから、輪島では11月下旬の荒れた天気を「おしっちゃ荒れ」と呼びます。
また、この時期から冷え込んだ日に雷が鳴ると雪が降ることが多いことから、これからの雷を伴った荒れた天気を「雪出し」とも呼びます。

今日は荒れた天気でとても解体工事ができそうにありません。
風で瓦が飛び、事故が起らないことを願うのみです。

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