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能登半島地震 被災から243日目

取り壊しが始まった今も、本堂を見せて欲しいという方がお出でます。
「もったいない、このくらいの傾きなら簡単に直せるでしょう?」と、これまで何度も聞いてきた言葉。
私も、「資金さえ準備できれば修復できます。」と何度も口にしてきた答え。

近頃、聞こえてくる意見は、解体する本堂の部材が値段で売れるはずだというものです。
確かに古材の売買、再利用は行われています。
しかし、問い合わせたところ、解体と抱き合わせでなければ買取りに応じてもらえなかったり、取り引きのエリア外であったり・・・。

私が伝えているよりも安い資金で本堂の修復が可能なはずだと言っている人もいるようで、巷では色々と評論・批判がなされているようです。
私は建物の素人ですから、様々な知恵を出して頂くことはとてもありがたいことです。
業者や専門家を紹介して頂いたり、資料を提供して頂ければ参考になるのですが、・・・できるはずだという具体的な根拠のない想像・推論は、私にとってはストレスになる困りものでしかありません。

専門家の助言・説得にもストレスになる無理難題があります。
それは、総ケヤキ造りという立派な部材で建てられた大きな本堂を取り壊すべきではないという説得、批判です。
修理費と今後の維持費を負担して頂けるなら、私は大きな本堂の住職をカッコよく勤めさせて頂きます。
しかし、大きな本堂を建てるほど隆盛を誇った寺が、その本堂を修復できなくなるほど衰退する、それが過疎の現実です。
ボランティア、専門家としての復興支援はありがたいのですが、被災した当事者の抱える実情も理解して欲しいと思います。

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