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能登半島地震 被災から284日め

大晦日の夕方、ご門徒から家族がいつ容体が悪化して亡くなるか分からないのだけれども・・・と、お葬式の相談がありました。
昨日・元日の夜、親子で亡くなったと知らせにおいでました。
早速、枕勤めに伺いました。
お勤めが終って伺うと、会場で迷っておられるようでした。
結婚することなく生涯を過ごした方だったので正覚寺の広間で小規模なお葬式を・・・というのが希望でしたが、トイレがなくなってしまったので正覚寺は使えません。
農協のセレモニーホールも候補に入っているようでしたので、無駄な経費をかけなくてもいいのではないかと助言をさせて頂きました。
お葬式というと、第一に心配されるのが手伝いのようで、手伝いを頼まなくてもできるようにと選択するとセレモニーホールになってしまうようです。
輪島には葬儀屋というものがありませんので、かつては祭壇、受付などの準備一切は男の仕事、料理などのまかない一切は女の仕事でした。
しかし現在は、花屋(造花屋)さんに依頼すれば祭壇一式の準備は全てしてもらえますし、受付の準備も印刷屋・写真屋さんに電話さえすれば業者任せですし、料理は仕出しですませることができます。
セレモニーホールを利用しなくともほとんど手伝いなんて必要ないのですが、輪島の人たちにはどうしても昔の親戚・町内・友人が集まって手作りで行った葬式のイメージが強く残っているようです。

 

正月休みがしたいと思うのですが、結局元日の夜から衣を着てお参りに出掛けることになってしまいました。
毎年同じようなことを繰り返しています。

 

遠く離れて長年お会いしたことのないご門徒から、今日届いた年賀状の言葉に少々驚きました。
「昨年秋、墓参し、墓の荒廃に驚きました。
 状況、一報欲しかったです。」
と書かれていました。
輪島の町外れの市が所有・管理する墓地にお墓があるのだと思いますが、市営墓地の一つは正覚寺の近くにあるため正覚寺の墓地だと勘違いされているのかもしれません。
または、寺ならご門徒のお墓を掌握・管理するのは当然とお考えなのでしょうか?
正覚寺でも、遠方のご門徒から御依頼があれば、お墓のお掃除とお参りをさせていただいており、そういう方のお墓は震災時に一巡し状況をお知らせ致しました。
しかし、それ以外の方のお墓はご門徒といえども所在すら把握致しておりません。
正覚寺に限らず輪島のお寺はどこも同じだと思います。
墓参してみたら墓が荒廃していて驚き慌てた気持ちは理解できますが、自分たちが荒廃に気づくまでほったらかしにしていた墓の責任を、なぜ突然私たちにまで振り向けられるのか理解できずに驚きました。

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