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能登半島地震 被災から755日め-2

寺へ帰ると、今夜のお通夜の準備に業者の方が盛かごの飾りを搬入していました。
上がり框に土足のまま足を乗せていました。
ヒドイ!
面倒くさい、チョットだから・・・という思いなのでしょうが、自分の家ならそんなことをするでしょうか?
自分の家ではないから、自分が掃除するわけではないから・・・、そういう気持ちの表れでしょう。
それにしても業者です。
運んできてやっている、売ってやっているという思いなのでしょうか?
買っていただいている、そういう商売人として当然の気持ちがあれば絶対に土足で客の家に上がるなんてマネはしないはずです。
腹立たしいより、余りのレベルの低さに情けなく思いました。

一般的には、お葬式に供えられる生花や盛籠などには、お供えをして下さった方の名前の札が掲げられます。
しかし、本堂が小さいため、正覚寺ではお供えに札を付けることができません。
お供えは御本尊前、遺骸の脇にお供えさせていただき、名前の札は本堂の壁面に張り出させていただいています。
親戚の方がそれが気に入らなかったようで質問をされました。
お供えは、お花や果物、菓子などであって名前ではないこと、名前の札を付けると、御本尊や後ろのお供えが隠れて見えなくなってしまい何のためにお供えするのか分からなくなってしまうことからこのようにさせていただいているのだと説明しました。
果たして納得されたかどうか分かりませんが・・・。
自分が立派なお供えをしたのだと主張したいのでしょうね。

生花の飾りを手伝っていると、同じ業者なのに1対ずつ花が違います。
私が、値段が違うんだろう?と言うと、お世話係の方が同じ値段だろうと言います。
同じ値段にしては違い過ぎると私は思いました。
その業者が、名前の札を脇の壁に並べて張り出しているのを見て文句を言って帰ったそうです。
せっかくサービスをしたのに・・・と。
聞くところによると、その業者はお客によって品物に差を付けているそうです。
私はバカじゃないの?商売人失格だろうと思いました。
親しい親戚が、同じ花屋に同じ値段で生花を頼んだのに、名札によって品質が差があるのです。
立派な生花の名札の人はうれしいかもしれませんが、貧弱な花にされた人はケチったと思われてしまいます。
私ならそんな業者には絶対に頼みたくありません。
特別サービスをして上げたい親しい方から複数の注文があったなら、その人のために全部揃えてサービスしてあげるべきだと思います。
それが親しい人への本当のサービスだと私は思います。

喪主の同級生の方たちの会話が私の控室に聞こえてきます。
どうも100席では狭いとケチをつけているようでした。
私は、この人たちは世間が見えていないと思いました。
今、少し狭いくらいでちょうどいいのです。
近い将来ちょうどよくなり、しばらくしたらこれで十分になるはずです。
少子高齢化の過疎地ですから・・・。
そして、なにより震災から復興した寺です。
私は、もっと小さな簡素なものでもと覚悟していました。
こんなにまでしていただけるとは思っていませんでした。
被災した寺だということも忘れられているようでした。

そんなこんなで、長い1日が終りました。

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