« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2009年8月

能登半島地震 被災から891日め

Senkyo 
昨日の選挙は歴史的な結果となりました。
能登は石川3区、これまで1度も自民党以外の候補者が当選したことがない地域です。
民主党圧勝という予想がされていましたが、私は風が吹いても能登にまでは届かないだろうと思っていました。
能登の高齢者の多くは自民党候補者の名前を書き続けて年をとったのですから。
ところが、選挙結果は僅差とはいえ民主党の候補者が輪島出身の自民党候補者を破りました。
この選挙結果には、引退をさせられた自民党前議員の支持者が民主党に投票したことも大きく影響していると言われています。
しかし、それでも保守(自民党)王国能登、この選挙結果は驚きです。
能登の住民の過半数が自民党以外の候補者に投票したのです。
時代が、社会が、有権者の意識が大きく変ったんだと思いました。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から890日め

夕べは女房の仲良しグループの方々とのバーベキューの予定だったのですが、選挙がらみで中止。 coldsweats01
私ら夫婦と友達の3人で正覚寺前にできた居酒屋へ。
今日はお葬式の諷経というよそのお寺のご門徒のお葬式にお参り。
どうもダルくて体調が悪い。
風邪をひいたかな~???と思いました。
家へ帰って女房に体調が悪いと言うと、それは当然だろうと言います。
あれだけ飲めば二日酔いになるだろうとのこと。
そういえば、家へ帰った記憶がありません。
後半に色々サービスに肴を出してもらったらしいのですが、全く記憶にありません。
帰りにはお酒をもらって抱えてきたらしいのですが、それも記憶にありません。 weep
むかつきがなかったのですが、二日酔いだったようです。

 

20090830_002
昨日、お葬式をされた方がお礼参りにおいでました。
息子さんとお札を数えて、「これは七条料」と言われて、テーブルの上に出されます。
能登にはお棺にかける七条袈裟を寺から借りる習慣があるのです。
私はあわてて封筒を持ってきてそのお札を入れて表書きをしました。
「これは院号法名料」、「これは若さんのお布施」「これは役僧さんのお布施」「これは住職さんのお布施」
結局、全て私が封筒書きをしました。
こういうことはこの方が初めてではありません。
そして若い方ばかりではありません。
お布施もセレモニーホールへの支払いも同じになってしまったようです。
最後に震災復興の御寄付をいただきました。
お墓をお預かりしているので、御寄付をいただき、他のご門徒の手前、住職として大変安心しました。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から889日め

Genron2  Genron  
正覚寺のホームページの文書靖国神社に思うを新著の『続・英語教育原論』(仮題)への転載の許可を求められたので、承諾のお返事をさせていただいたところ、上の著書をお送りいただきました。
「英語教育原論」、果たして私に理解できるかどうか分かりませんが、せっかくお送りいただいたのですから読ませていただきます。
英語教育の本の参考資料になぜ靖国神社?と思いますが、
「日本のメディアで流れる情報は、どうしてもアメリカからの、情報操作をされたものに偏りがちです。
英語を学ぶことは、このようなメディアの虚実を見抜く武器ともなります。
その力を養わせるのも英語教師の仕事であるというのが著者の主張」
だそうです。
筆者・寺島隆吉先生は、岐阜大学教育学部教授です。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から888日め

20090828 
1ヶ月前に亡くなった方の家へお参りに伺いました。
息子さんの命日のお参りなのですが、同じ28日がご主人の命日にもなりました。
1ヶ月前、息子さんの命日のお参りの直後に、ご主人は自ら胸に両手を組んでなくなりました。
奥さんが1ヶ月前の様子を話しておっしゃいます、ご主人が28日まで我慢して頑張ったのだろうと。
私も、お参りを待っていてくださったのでしょう、とお答えしました。
そうとしか思えない亡くなり方でした。
お酒を飲まれたご主人だったのでお酒がお供えしてあるのだと思いましたが、何か変です。
よく見ると「ワンカップ大関ローソク」と書いてあります。
そういえば、以前にも見たことがあるような気がします。
色々考えるものですね。

お参りからの帰り道、目の前で事故を見ました。
信号のない交差点で車同士が衝突し、軽4のジープのような車が横倒しになっていました。
昨年も正覚寺の前の交差点で同じような事故を見ました。
軽4が横からぶつかられると簡単に横倒しになってしまうんだと思いました。

お参りから帰ると、パーキンソン病で自宅療養されていた方が亡くなられたとのこと。
セレモニーホールが空くのを待って、30・31日の日程でお葬式とのことです。
今年の3月にお婆さんが亡くなられたのですが、その時もセレモニーホールでしたので、やっぱりそうかと思いました。
しかし、喪主の奥さんは正覚寺でのお葬式を望んでおられたとのこと。
親戚の方がセレモニーホールでなければならないと強く主張されるから・・・とのことでした。
3月のお婆さんのお葬式や満中陰の際、どうも喪主の後ろで指図をしている方がおられるように感じていたので、やっぱりそうかと思いました。
お葬式は集まって来られた親戚・友人・知人があれこれと世話をして進めていくもの。
喪主の意向より周囲の方の意向によるお葬式になってしまいがちです。
先日のお葬式でも、正覚寺のお世話方が色々無駄のないようにとアドバイスしたのですが、集まって来られた方の意見・アドバイスにより色々購入しました。
お葬式後、やっぱり無駄な経費を使ってしまわれたと思いました。
それぞれの家の事情があるのですから、自分の経験を絶対と押し付けるのではなく、相手の家の事情を考慮して助言してあげるべきだと思いました。
何事もお節介はつきものですね。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から887日め

今日の午後、お盆の16日にお葬式をされた方がお布施を持ってきて下さいました。
先週末に催促をして、酒屋さんや料理屋さん、花屋さんなど業者の方への支払分を経費の一部として預からせてもらいました。
夕べは、正覚寺でお骨を預かっているので、2七日のお参りに兄弟や従兄弟、小さな甥姪と共においでました。
そして今日、経費の残りとお布施を届けて下さいました。
普通のお葬式なら住職である私一人分にも満たないお布施でしたが、とてもありがたくいただきました。
察するにとてもお金の使い方が下手な暮らしをされてきたようで、大変質素な暮らしをされているようです。
お金のやりくりに苦労されているようなので、お布施はいただけないかもしれないと覚悟していました。
そういう方のお布施なので、小さな金額ながらとても重く感じられました。
女房が言います。
給料などを教えてくれたら、ここをこうしてと生活のやりくりを教えてあげたいと。
私も同感です。
今回のお母さんのお葬式をきっかけに生活を見直して建て直してくれたらいいなと願っています。
来週も3七日のお参りに来られる予定なので、仕事ぶりなど話しを聞いてみたいと思います。
 

 

 20090827_002_3
今夕、法被などのクリーニングが仕上がってきました。
早速、代金を支払い、パソコンに入力して決算書完成。
夕方、町内会長さん宅へ伺ったのですがお留守でしたので、明朝お届けして私の仕事を完結したいと思います。

 

麻生総理大臣が、民主党批判、自民党の保守を訴えた演説の中で、我々は革命を望んではいないと言っていました。
私は、この人は国民の気持ちが分かっていないのではないかと思いました。
もちろん、革命という言葉から想像する現在の体制を転覆させるという過激な変化は国民は望んではいないでしょう。
革命の政党というイメージの共産党だって選挙後は建設的野党として頑張ると表明しています。
一方、保守という言葉からイメージされる旧来通りの制度・組織でよいとは多くの国民が考えていないと思います。
「構造改革」「郵政民営化」、「自民党をぶっ壊す」とまで言った小泉総理により4年前の衆議院選挙で自民党は圧勝しました。
国民の多くが小泉総理大臣の改革力・変革力に期待したのだと思います。
私は、今さら保守・革新、右・左なんてことを持ち出しても効果がないと思います。
保守を強調すれば、それは旧来の古い政治を継承する守旧派、小泉元総理大臣が名づけた抵抗勢力という悪いイメージにしかならないと思います。
国民の多くは政治の修正を望んでいると私は思います。
民主党の高速道路無料化などの政策も決して国民の意識に合致しているとは思いませんが、今は改革力・変革力を民主党に期待しているのだと思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から886日め

20090826_004
町内の友達に指摘されて分かりました。
国道に面した塀ですが、祭りで痛められたのだと思います。
キリコ(御神灯・奉燈・行灯)をぶつけられたのでしょう。
祭りの通り道にあたる地域は色々と被害があります。

今夜は正覚寺の広間で祭りの反省会・慰労会でした。
あとは、法被のクリーニングが仕上り、その支払いを済ませれば、祭りの決算が出来、祭りは完了です。

20090826_002 
このお墓の家のお婆さんが亡くなり、枕勤めに伺いました。
元々、この家は正覚寺のご門徒ではありません。
お爺さんのお葬式は、禅宗・曹洞宗のお寺で勤められました。
正覚寺の境内にお墓を建てさせて欲しいと石屋さんが頼みに来られたのですが、ご門徒ではないからとお断りしました。
しばらくして、諦められたのだと思った頃に、金沢の真宗大谷派のお寺の依頼状を持って尋ねて来られました。
お爺さんの生家・本家が真宗大谷派のお寺のご門徒だということで、亡くなったお爺さんの戒名を浄土真宗の法名に付け替え浄土真宗の門徒になったから正覚寺で面倒を見て欲しいという内容の手紙でした。
断る理由がなくなってしまったので、お墓を預かることにしました。
維持管理費と尋ねられるので、報恩講などの行事の際に御案内を差し上げるのでろうそく代(志)をお納め下さいとお願いしました。
ところが、御案内を差し上げても何も届きません。
今回の震災復興に際しても何も届きません。
元々正覚寺のご門徒ではないのですから寄付をいただかなくても仕方がないのですが、ご門徒の共有地である境内にお墓を預かっている手前、それなりのことはしていただきたいと思うのですが・・・。
今朝、お婆さんの枕勤めに伺うと、お婆さんの遺言が大勢の僧侶にお参りして欲しいとのことで、何人の僧侶にお参りしてもらえるかと訊ねられました。
私は、石原裕次郎並みにお参りしていただきますか?とお答えしました。
すると、8人をお願いしたいとのこと。
大きな商売をされてお金があるのなら、少しは正覚寺復興にご寄付されたり、毎年の報恩講に志を納めて下さってもよいのではないかと思いますが、そういうお気持ちはないようです。
寺へ帰ってから電話がありました。
お通夜の僧侶の人数は寂しくないでしょうか?と。
大きな商売をされているので体裁を気にされるのでしょうか?
私は、お通夜に諷経僧を招待されなくてもよいのではないですか?とお答えしました。
ついでに言うと、この家でいただく法要のお布施は何の間違い?というお布施です。
もちろん少ないという意味です。
世間の方々は、正覚寺は大きな商売をされている家を預かってどんなにお布施をいただいているだろうと思われるでしょうが、現実はそうではありません。
友達が言います、金持ちは無駄な金を使わずにケチだから金持ちになれるんだと。
本当にそう思います。
この家の人たちは決して悪い人たちではないので、悪気はないのでしょうが、寺の住職としてはとても困った人たちです。
昨日転載した記事ではありませんが、坊主丸儲けで気楽な生活と思われているのでしょうが、寺の住職もその立場になればなかなかストレスのたまる仕事です。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から885日め

20090825_001 
祭りが終って今日から塗りものを再開、って変ですね、坊さんなのに。

 

インターネットにおかしな記事が流れていました。
何が言いたいのかよくわからない記事だと私には思えますが、一般的にはこういう目で坊さんが見られているのかもしれません。
それにしても「葬式の際に支払われるお布施は平均44万円」、私には夢のような金額です。
ベンツに乗らなければこういうお布施はいただけないのかもしれません。
下に記事を引用・転載します。

=================================================== 

「坊主丸儲け」は本当か 不況時代における住職の理想と現実

2009年8月23日(日)13時0分配信 MONEYzine

 お盆が繁忙期にあたり、世間が不況に陥るなか安定した収入を確保する職業、それがお坊さんだ。
ただし現実は「坊主丸儲け」のイメージとは少し異なるようだ。

 消費不況でモノの値段が下がり、さまざまな業種で疲弊をともなう価格競争が繰り広げられているが、そうした世間とは別世界にいるのが、お坊さんたちだ。

「坊主丸儲け」という言葉はよく聞くが、これは寺の住職が元手なしで、利益を得ることができるということを指している。
花屋や八百屋と異なり、僧侶は元手なしで(お経を唱えるだけで)布施がもらえるとして、実入りのいい仕事をうらやんだり非難するときに使われる言葉だ。

 また有名なのがお寺が税金面で優遇されているという事実だ。
社会に貢献する事業を行っていることから課税を免除され、お寺は法人税や所得税、固定資産税はもちろん消費税すら課されないのだ。

 さらに葬式の際に支払われるお布施は平均44万円(東京都生活文化局調査)と、国内の最低賃金が時給703円にとどまる中、短時間労働としては破格の待遇だ。
お布施の金額は地域や宗派などから算出されるので、不況の影響を受けることなく安定した収入を確保している。
しかもお布施は葬式だけでなく、その後に行われる四十九日忌や一周忌、法事でも納められる。

 また、置いておくだけで勝手にお金が増えていく「お賽銭箱」の存在も寺の懐を温めている。
ただ不況によってお賽銭泥棒も発生しており、全国各地で窃盗容疑による逮捕も相次いでいる。
お寺では防犯ブザーや監視カメラなどを取り付けて防犯を図っているところも増えているようだが・・・。

 安定しているのは収入だけではない。
雇用環境も良好で、実家がお寺の場合は、一般のサラリーマンのように転勤やリストラの恐怖にさらされることもなく、定年さえもない終身雇用が基本だ。

 こうして見てみるとお坊さんはなんとも恵まれた職業に感じるが、良いことばかりでないのが現実というもの。
というのも、不幸は突然起こるものなので、葬祭の時は常に急に呼び出されることになる。
火葬場が休みになる「友引」以外には安定した休日は確保できない上に、年末年始やお盆、彼岸など世間が休んでいる時期は常に忙しい。

 また品行方正が求められる職業柄、飲み屋やパチンコ屋にも入りづらい。
給料だって安定はしているものの、全国に約 14,000のお寺がある曹洞宗の場合、平均年収は565万円と、世間のイメージほどは高給ではない。
中には商売におけるリピーターである「檀家」が少なく、経済的に貧窮しているお寺もあり、必ずしも経済的に裕福であるとは限らないのだ。
住職の世界にも「理想」と「現実」が存在するということなのだろうか。

=================================================== 

そういえば、先日の夕方のニュース番組で、グランドレジリオンという会社から派遣されてお参りする僧侶が紹介されていました。
社会の変化を目の当たりにしました。

20090825_004

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から884日め

20090824_002 
今日の午前中は、祭りの後片づけ。
私は、お参りが1軒。
昼頃から祭りの慰労会。
恒例のバーベキュー。
夕べも祭りで遅くまで飲んで、今日は昼から飲んで、よく飲めると思います。
夕方まで飲んで、夜は川向こうの隣町の祭り見物に出かける者もいます。
私にはとてもそんな元気はありません。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から883日め

20090823_010 
今日・明日は斜め向いにある重蔵神社の夏祭り、輪島大祭。
我が町内のキリコにも今年は例年になく大勢の若者が集まりました。
私はこの祭りがあまり好きではありません。
坊さんだから祭りが好きというのもおかしいのですが・・・。
ダラダラと待ち時間ばかりが多くて長い。
待ち時間が長いのですることがないからどうしても飲む。
儀式として締まりがなくなる。
なぜ待たされて、なぜ遅くなるのか、参加者に聞いても分からない。
子供も参加する祭りなので、儀式としてもう少し引き締まった運営をし、もう少し早い時間に終了すべきだと、儀式を行うプロの一人として思います。

  震災トップへ

能登半島地震 被災から882日め

20090822_003 
昨日の午前中の雨の後に撮った写真です。
工事で移植したので今年は穂が出ないのかと思っていたススキの穂が出ました。
1本だけですが・・・。
この写真じゃ分かりにくいですね。

 

夕べ、正覚寺のお世話をしていただいているご門徒の方から電話。
近藤(衆議院選挙の民主党の候補者)の個人演説会に正覚寺を貸したか?との問い合わせ。
私は、貸しました、共産党であろうが何党であろうが空いていれば貸しています、今に始まったことではありません、とお答えしました。
輪島は保守王国、圧倒的多数が自民党支持者で、NTTやJT(たばこ産業)、JRなどの企業が撤退し労働組合員が激減した今は尚更でしょう。
まして、今回の衆議院選の自民党前職は輪島市出身、輪島市民なら支持して当然、対立候補である民主党候補者の個人演説会に会場を提供するなんてケシカランということでしょう。
しかし、寺というのは公共性のある組織、建物です。
門信徒には色々な主義主張の方がおいでます。
自民党系はいいが、他の党はダメだと言うのは筋が通らないと思います。
正覚寺の向いのスタンドの前社長は自民党系の市議会議員でした。
だからといって、自民党の候補者の選挙カーには給油をするが、他党の候補者の給油は断るということはないはずです。
正覚寺は祖父の代から自民党にも社会党にも共産党にも会場を提供してきました。
私はそれを批判される理由はないと思います。
さすがに、公明党や幸福実現党はお断りさせていただきますが・・・。
でも、昨夜かかってきた電話が圧力として効果があるのだと思います。
そういう締めつけが自民党の力なのでしょう。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から881日め

975f210e72d2c16ae3bceb87a1c3bd4e4_2 
この本を読み終えました。
この本も、読み終えたとはいうものの全く理解はできていません。
実は私の大学のゼミの先生は、正信偈にも登場する竜樹の中観思想、天親(世親)の唯識思想を専門とする方で、私たちは世親の唯識を主に教えていただきました。
怠け者の学生であったことと能力のなさから十分に勉強が出来たとはいえません。
学生であった時にも横山鉱一の「唯識入門」という本を読みました。
今回は「やさしい」という言葉に期待したのですが、横山鉱一の「入門」も「やさしい」も私には難解なレベルでした。
私のような無能なものが本を読むと言うのは無駄なことをしているのだろうかと思ってしまいます。
就寝前に活字を読むと熟睡できるそうですから、睡眠の役にはたっているでしょう。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から880日め

今夜は、夏祭りの最終相談会でした。
改めて正覚寺が所属する班だけだと限界集落に近づいているということを実感しました。
口は出すけど動ける人がいません。
5年後に祭りの当番が回ってきても、この班では祭りの運営が出来ないのではないかと思いました。
近い将来、隣りの班との合併をお願いしなければならないのではないかと思います。
そういう現実を改めて突きつけられました。
高齢者ばかりの中でどのような生活になっていくのだろうと思います。
かつては55歳定年でした。
私もその年齢が近づき、高齢者の仲間入りする日も遠くはありません。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から879日め

20090819_003 
お盆が明けてガソリンスタンドも平常に戻ったようです。
正覚寺のお参りも平常に戻りました。

今日お参りに伺った1軒の家のお婆さんは、昨秋20年ほど介護をしたご主人を亡くし、先日実家の弟さんを亡くされました。
実家には100歳近いお母さんがお出でます。
先ずお母さんを送ってもらって・・・というのがお婆さんの願いでしたが、人の寿命に老若の順序はありません。
弟さんが亡くなってしまわれました。
弟さんのお葬式後、お母さんが体調を崩されて入院されているそうで、今亡くなると先日弟さんのお葬式をされたばかりの実家の迷惑になると心配されます。
われや先、人や先、今日ともしらず、明日ともしらず、そういう現実があります。
少しでも気が休まれば・・・としばらくお話し相手をさせていただきました。

 

先日、ナホトカ号の重油流出事故の重油回収ボランティアの作業中に亡くなった方のお参りをさせていただきました。
その方のお母さんのお参りも合わせて勤められました。
お参りをして、重油事故で息子さんを亡くされたお母さんの言葉が思い出されました。
まじめは決していいことじゃない、まじめに頑張るなと私は家族に話していると、そのお母さんは私に言われました。
私も時々思うことがあります。
まじめに生きる、常識的に生きるなんて苦労するばかりでバカバカしいことなんじゃないかと。
やりたいように好き勝手に生きれば、あいつは非常識な奴だと烙印を押され、誰からも期待されず何をしてもあいつのすることだからと諦められるでしょう。
そういう生き方の方が楽なのではないかと思うことがあります。
小心者の私には出来ないことでしょうが・・・。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から878日め

20090818 
夕方、この廊下の奥からドラム音。
写真を撮ろうとしたら勘弁してくれというので断念。
3男がドラムの練習。
先日から時々練習をするのですが今のところ一人での練習しか見たことがありません。
一人で練習するばかりでバンドとして成立するんだろうかと疑問に思いますが、そんなレベルなんだと思います。

今日、9歳で亡くなった子供さんの27回忌法要のお参りをさせていただきました。
復興の御寄付もいただきました。
かわいい娘さんが、自分でわんこソバみたいですねと言いながら、私が飲み干すたびに冷たいお茶を出して下さいました。
お茶もご寄付もとてもうれしく思いました。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から877日め

夕べは家族で恒例のお盆の慰労会をしました。
今朝から長男は職場(輪島病院事務)に復帰、3男は学校、そして2男は横浜へ帰っていきました。
日中は女房と二人だけの日常に戻りました。

 

20090817_001
午後、夕方の一時玄関先で作業をしました。
寺の出入り口に駐車をする車があります。
この車の方は玄関先の私に気づいたと思ったのですが、知らん顔です。
会釈くらいされたらいかがでしょう。
それにしてもほんのチョットだからと思うのでしょうが、完全に出入り口を封鎖しています。
人の迷惑を考えない自分勝手な行為です。

20090817_003
先の車が出ていってしばらくすると次の車が止まっています。
正覚寺の関係者は邪魔にならないところへ駐車するのですが、関係のないやましい方ほど迷惑駐車をする傾向にあると思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から876日め

20090816_002 
昨日の朝、広間で遺体のお守りをしている遺族の方が、すみませんとやってこられます。
女房が要件を聞いたのですが、お父さん、ろうそくが無くなったそうです、とのこと。
正覚寺ではろうそくの補充も住職の仕事。
少しずつ仕事を分担するように、私がいなくても寺が動くようにしているつもりですが、まだまだろうそくを出してあげるようなことも私がいなければなりません。
本当はそうではないのですが・・・、ついつい自分でやってしまえばと何でも私がしてしまっていたのが悪かったのでしょう。
すぐにお父さん、お父さんと呼ばれるのですが、お盆のような忙しい、疲れている時にはそのちょっとがストレスになります。
少し女房にもしっかりしてもらわなければ・・・という女房も50歳ですが・・・。

そのお葬式が今日無事勤めることができました。
還骨(お骨上げ)、初七日(中陰)を終えて不安になりました、支払いをしてもらえるのだろうかと。
助けて欲しいと寺を頼ってきたお葬式なのですべての発注は寺からしています。
支払いをしてもらわなければ寺が責任を持たなければなりません。
昔、一度だけ危ないことがありました。
同じように正覚寺から発注した弁当に因縁を付けたり、集金に来た業者にねぎったり・・・、お世話をした私たちが業者の方に申し訳なく思ったことがあります。
その時は、結果的には支払って下さったので問題が残ることはありませんでした。
今回もなんとか無事支払ってくださることを祈るのみです。
困っている人を助けてあげたい、そういう気持ちを裏切らないで欲しいと願います。
そんな悪い人たちではないと私は思ったので、信じるしかありません。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から875日め

Up39204 
今日は、輪島市(能登空港)にある日本航空石川の甲子園での初戦でした。
初出場だし、石川大会での戦いぶりも決して強いと思わせるものではなく、ラッキーの連続というものであったので、私は甲子園ではボロ負けするものと思っていました。
それが、昼休みに寺へ戻ってみると同点でそのまま延長、そして相手の連続エラーでサヨナラ勝ち。
石川大会の延長のような勝ち方でした。
僧侶が身びいき、えこひいきと批判されるかもしれませんが、3男の中学校までの同級生が出場している航空学園の勝利は素直にうれしく喜びました。

 

今夜は他に見たい番組がなかったので、BSの「池上彰の20世紀を見にいく」 終戦の日 特別版 『何故あの戦争は始まったのか』を見ました。
とても勉強になりました。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から874日め

今日は8月14日、本来は今日からお盆なのですが、もう一週間もお盆を勤めているような気分です。
子供たちに手伝ってもらって私は大して働いていないはずなのですが、それでも疲れました。
午後の休憩時間にはウツラウツラしてしまいました。

 

近所のアパートに住む方がお葬式を頼みたいと言って来られました。
経費を掛けられないとのこと。
お仏壇もお墓もないようす。
お布施のことは気にしなくていいから・・・。
こんなことをしているから安いお寺、安い住職になってしまうんですね。
病院から遺体が正覚寺へ直接おいでました。
今日から3日間お葬式です。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から873日め

2730101_2 
この本を読み終えました。
っというより最後のページまで字を追いました、というのが正しいと思います。
何一つも頭に残りません。
もちろん本が悪いのではなく、私の頭が悪いのです。
読んでも無駄と思い、本を読まない人生の時期が長くありました。

 

今日は隣寺の前々坊守さんのお葬式でした。
曇り時々雨という予報と違って雨が降り続いていました。
温度は高くないはずなのですが湿度が高く、蒸し暑さに疲れました。
午後の還骨勤行などもお参りさせていただくべきですが、お盆の予定がありますので失礼させていただきました。
最後の夕方にお参りさせていただいた家で色々質問されました。
小学生のお孫さんが、お祖父さんは天国へ行ったはずなのに、お盆になるとお墓にもお参りするし仏壇にもお参りする、一体お祖父さんはどこにいるの?
私は疲れた頭で、お祖父さんはあなたの外にいらっしゃるのではなく、あなたの生命そのものとしてあなたの中であなたと共にいて下さる、とお答えさせていただきました。
帰り道、こういう話しもすればよかったと思いましたが、それはあとの祭、こういうことばかりなんですよね。
そのお孫さんが保育所の頃だったと思うのですが、お勤めをしていると「帰命せよ」という言葉が何度も出てくるのですがどういう意味ですか?と質問されたことがあります。
私は、仏さまのおっしゃるままに言うことを聞かせていただきます、ということです、というような説明をさせていただいたと思います。
大人が何気なくスルーしていることを子供はなぜ?なに?っと疑問に思う、大切なことだと思います。

 

昨日、東京から飛行機で小学校5年生の娘さんと寄付を届けて下さった方がおいでました。
今日も金沢から残りの半分だと寄付を届けて下さった方がありました。
本堂が建ってしまったからもういいやと思われるかと思っていたのですが、未だに届けて下さる、本当にありがたいと思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から872日め

20090812_002 
天候不順、冷夏で咲かないのかと思っていた百日紅が一週間ほど前からバタバタと慌てるように咲きました。

 

今日は8月12日、いつの間にかお盆です。
っというか、ズルズルとお盆のお参りが始まってしまっています。
近年は、お盆が長くなった気がします。
私の若い頃は、お盆のお参りといえば8月13日から16日で、16日にもなれば残務整理といった雰囲気でした。
早朝から夜の8時、9時まで一人でお参りに走り回りヘトヘトになったものですが、近年は長男や次男が手伝ってくれる、というよりお盆のお参りはほとんど二人の息子たちがお参りしてくれます。
明日は、長男が一日がかりで27軒の漁師町のご家庭を回ります。
今年は、不景気で皆が遊びに出かけないせいだと思うのですが、親戚が帰ってくるのでお参りに来て欲しいという家が多くあります。
私はそういう家だけお参りさせていただいています。
それでも50代のおじさんは疲れます。
今夜は隣寺の前々坊守様のお通夜、明日はお葬式にお参りさせていただきます。
以前ならたとえ隣寺のお葬式といえども盆の13日ですので失礼させていただいたと思うのですが、今は息子たちがいるので日程のやりくりがつきます。
私にもこういう日が来たんだなぁ、と改めて思いました。
息子たちがいてくれてありがたい。 合掌 coldsweats01

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から871日め

20090811_002 
正覚寺の前(隣り)での改装工事、「居酒屋 華うさぎ」という看板が上がりました。
昔の魚屋さんは繁盛したのですが、その後はほとんど使われていませんでした。
今度の店はどうでしょうか?
かなりの投資をしての改装のようです。

 

20090811_003 
墓工事をしている石屋さんが謝ってきます。
墓地の出入り口の柱を傷つけてしまったとのこと。
やられちゃいました。
修復して下さるということなので仕方ないでしょう。
でも、正直に謝って下さって気持ちよかったです。
傷めても知らんぷりされることが多くあります、特にお葬式は。
人間は過ちを犯すもの、過ちを犯したら素直に謝って欲しいですね。

20090811_005
お墓が完工したようです。
古いお墓のお骨は石屋さんに移転してもらいましたが、地震前に亡くなり正覚寺でお預かりしているお爺さんの遺骨はお盆明けに納骨することになりました。

 

8月10日(昨日)の新聞連載の五木寛之『親鸞』
「必ず浄土に迎えるぞ、という仏の約束が信じられたとき、その確信が歓びになる。
 どんなにつらくとも、生きつづける希望の光が心にさしているからだ。」
という言葉がありました。
「必ず浄土に迎えるぞ」です。
しつこいですが、「必ず」です。
~をしたら浄土に迎えるぞ、とか、~をしなかったら地獄に堕ちるぞ、とかだったら「必ず」ではありません。
阿弥陀の救いを信じなくても、浄土真宗をを信じなくても、お布施をしなくても浄土に迎えられるから必ずなんです。
こんなことを言うと叱られるでしょうが、「必ず」とはそういうことでしょう。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から870日め

Sinbun  
今日は、ご門徒のお葬式が1軒、他門徒(よそのお寺)のお葬式のお参り(諷経 フギン)が2軒、月忌(月命日のお参り)が1軒、上の新聞記事にある無縁墓のお参り、最後にご法事が1軒という正覚寺としては珍しく忙しい一日でした。
連日雨続きで涼しいはずなのですが、私は暑くて汗をかきダルいという女房には更年期障害みたいと言われる体調で最後まで無事勤められるかどうか不安だったのですがなんとか長男にも手伝ってもらって最後まで勤め上げることができました。

ご門徒のお葬式を終えて装束を片付けていると、役僧さんが言います。
ザワザワしていましたねぇ、と。
私は、焼香に出るようになるとやかましくなるね、亡くなった方や遺族の方に失礼だよね、せっかくお参りに来たのだからもう少し我慢して静かにお参りして欲しいね、と答えました。
○○さん(近くのお寺さん)が静かにするようにと言われるのも無理ないと思いますよ、と役僧さん。
私は役僧さんも同じように感じていたのだと思いました。
マナーが悪くなったと思います。
それも若者ではありません。
高齢者の行儀が悪いと思います。
遠慮して小声で話すならともかくお勤めの声が会話の邪魔だと言わんばかりの大きな声で話します。
遺族への配慮も思いやりも何もないように思います。
この人たちはなんのためにお参りに来ているのだろう?と思います。
会話がしたければ外に出るべきでしょう。
儀式の間は私語は謹んで下さい、私は当たり前の常識だと思うのですが、常識が常識ではなくなってしまっています。
それも、今時の若い者は・・・と嘆く大人によって。

長男が諷経(よそのお寺のご門徒のお葬式のお参り)に行ってきました。
いただいてきたお布施が、先日の御門徒のお葬式のお布施と同額だったそうです。
長男はお葬式だけにお参り、一方の私は枕勤め、お通夜、帰敬式(おかみそり)、お葬式、還骨(骨上げ)、初七日とお参りさせていただきました。
お布施というお金のことを言うのは汚いことで止めた方がいいと思いますが、納得できない複雑なものを感じます。

今日のご法事は、約50年前に83歳で亡くなったお婆さんのお参りでした。
勤行(読経)の後お婆さんが歌っているテープを聞かせていただきました。
能登の田植え歌だそうです。
歌詞を教えていただきました。

『一念や帰命の双葉の苗を
 弥陀の田へと植えまいかの
 や弥陀の田へと植えまいかい

 阿弥陀の田へと植え込んでおいてのえ
 他力の水を当てまいかいの
 や他力の水を当てこんでかい
 や他力の水を当てこんでおいてのえ
 自力の草をとるまいかいの
 自力の草をとるまいかい』

蓮如上人により北陸で普及した歌だとも伝えられているそうです。
この歌のテープを残したお婆さんは、大正時代、百姓が集まって相談をすると一揆を起こすという理由で集会が禁止されるという時代の中、こっそりと3人が集まってこの歌を教えてもらったそうです。
田植えという労働をしながらも念仏を申す、浄土真宗の門徒にふれた気がしました。

20090810
無縁墓の草刈り・清掃奉仕をされている老人クラブの方々です。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から869日め

20090809_005 
正覚寺の新本堂になって初めて他門徒(正覚寺の御門徒でない方)がお葬式の会場に使用して下さいました。
お手伝いのスタッフは、初めてよそのお寺の住職さんが導師を勤められるお葬式のお世話をするということで緊張していました。
私と役僧さんが正覚寺のご門徒のお通夜で留守になり、自分たちだけでお世話をしなければならないので尚更だったのでしょう。
小さな本堂からあふれる参列者がおいでたようでした。

 

20090809_012 
正覚寺で他門徒の方がお通夜をしているのに、私と役僧さんは正覚寺のご門徒のセレモニーホールへ。
ちょっと変な感じでした。
正覚寺でのお通夜、セレモニーホールでのお通夜、2軒の家は親戚同士、正覚寺のご門徒の方は両方のお葬式の一番上座に生花などのお供えをされていました。
明日も両家のお葬式を掛け持ちでお参りされる方が多いと思います。

昨日は満中陰(四十九日)法要にお参りさせていただきました。
お骨箱の法名などの字を見てなかなかうまく書いてるじゃないかと思いました。
自分の字ですけれど・・・。 coldsweats01
今夜もお通夜でお骨箱に法名などを書かせていただきました。
何が違うのか分かりませんが、今夜の出来はイマイチでした。
なかなか上手になれません。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から868日め

20090808_002 
正覚寺の前の貸店舗で大改装が行われています。
元々は魚屋さんだったところです。
何が始められるのでしょうか?

 

お葬式のお礼においでてお布施をいただきました。
正直な気持ちを言うと、色々とお参りをしたのにこのお布施?何十年前の金銭感覚?と思いました。
お布施に相場はありませんからお気持ちで、極端に言えば1円でも何十億円でもかまいません。
ただ、セレモニーホールを利用し大きな金額の支払いをするのが分かっているので、セレモニーに支払うお金はあっても寺には…と思ってしまいます。
納棺師に支払う3~5万円の料金は惜しまないけれども、僧侶へのお布施は惜しい。
逆の言い方をすると、お布施に見合ったお葬式でいいんじゃないの?と思ってしまいます。
セレモニーホールを使わなくとも・・・と。
人目につくところは派手にして、人目につかない請求のない文句を言わないところは・・・、どうしてもそんな風に考えてしまいます。
高額なお布施を請求する僧侶は批判され、それは当然だと思います。
請求しない僧侶は、それをいいことに安く使われるだけ、そんなふうにひがみます。
だからって私には請求する勇気はないのですが・・・。
お布施を通じて施主の心が見える、そんな気がします。
セレモニーホールでお葬式、そう聞いた時からそうではないかと覚悟はしていましたが・・・。
セレモニーホール主体のお葬式が、葬儀の形態ばかりではなく葬儀を行う人の気持ち、お布施の気持ちまで失わせてしまったように感じています。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から867日め

20090807_002 
今日は早朝から大雨・洪水・雷注意報が出されて、時折激しい雨。
昨日から雨の予報が出されていたせいでしょう、今日のお墓建立の工事は休みでした。
カラットした天気は昨日一日で、今日はジトジト湿度の高い一日でした。
女房は、新しい畳にカビが生えるので、その対策にイライラしています。

 

夕べ11時頃電話が鳴ります。
とっさにどなたかが亡くなられたという電話だと思いました。
案の定ご門徒の方が亡くなられたというお知らせでした。
枕勤めは明朝でよいということでしたので、今朝枕勤めに伺いました。
お勤めが終って、日程、会場をお訊ねすると、セレモニーホールが予約でいっぱいだとおっしゃいます。
私が、寺でお葬式をされればいかがですか?とお答えしたら、もう既にセレモニーホールを予約済みとのこと。
亡くなられた方は蒔絵の作家さんで、残った遺族の方達も蒔絵師さんです。
夕べの電話で日程や会場のことは何も相談がなかったようなのでそうであろうとは思っていましたが・・・。
今夜と明晩仮通夜(内輪の通夜)を自宅でお参りし、明後日通夜、明々後日葬儀という日程が決められていました。
寺の都合は全く無視されて、セレモニーホールの都合で全てが決められていました。
作家先生のお葬式といえども正覚寺で行っても恥になることはないと思いますし、亡くなられた方はとても気さくな気どらない方だったので、無理にセレモニーにこだわることはないと私は思うのですが・・・。
お葬式は、故人のために行うのではなく、遺族のために行われるもの、そう思いました。
それにしても輪島の人たちは見栄っぱりだと思います。
旧門前町や穴水町にも同系列の大きなセレモニーホールがあるのですがあまり利用されていないようです。
お寺や小さな会館、集会場、公民館などでお葬式が行われているようです。
大きなホールでカッコよく、私には中身のない見せかけにばかりこだわっているように思えてなりません。
輪島のセレモニーホールが市街地の中心部にあり、駐車場が広いということもよく利用される要因だとも思いますが・・・。

 

大原麗子が亡くなっていたのが発見されたというニュースが流れていました。
晩年といっても62歳という若さでしたが、手や足に力が入らなくなる「ギラン・バレー症候群」という難病に苦しんだそうです。
前田忠明という芸能レポーターがインターホンでインタビューした時のこと。
病気の苦しさを訴える大原麗子に対して、前田忠明が「頑張って下さい」と声をかけると、
大原麗子が、「私は頑張るって言葉が嫌いです。人間は頑張らなくていいんです。」と答えました。
私たちはつい当然の挨拶のようにガンバレと声をかけますが、それは決してやさしい思いやりの言葉ではないと思いました。
無理しなくていいんです、頑張らなくていいんです、そのままでいいんです。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から866日め

20090806_004 
今日から本堂裏の墓地で墓の設置作業が始まりました。
実はこのお墓を待っているお骨を正覚寺の御本尊の下にお預かりしています。
2007年10月に亡くなった方のお骨です。
お墓があったのですが、山の上で古くなっていたので、正覚寺の境内地に新たなお墓を建てて納骨するつもりでした。
しかしそこへ震災。
家が全壊になったので、まずは家を新築。
そしてようやくお墓が建てられることになったのです。

 

2009080600000033kytl26view000
「浄土の花」と紹介されていました。

今夜はお通夜でした。
私が想像していた以上に参列者がいらっしゃいました。
失礼しました。
先入観、思い込みで判断してはいけませんね。
反省しました。
でも、セレモニーホールではなく正覚寺でお葬式をして欲しかった気持ちは変りません。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から865日め

20090805_005 
向いのガソリンスタンドの屋根の上で作業が行われています。
何が行われているのでしょう?

 

20090805_007
昨日から境内に駐車されている車です。
道路を走行中に故障したため預かっています。
明日の午後富山から引き取りに来るようです。
この車は、BMWというドイツ車です。
そういえば、かなり前のことですが、ご門徒の方からベンツにでも乗ったらどうですか?と言われたことがあります。
その時は、ベンツに乗るほどのお布施をいただいていませんから・・・とお答えしました。
先日、お葬式の控室で他宗の僧侶方の会話の中で、東京ではベンツに乗っていないと信用してくれません、とのこと。
高級外車でしか自分をアピールできない僧侶、乗っている車でしか僧侶を判断できない門徒・一般人、どちらも情けないように思いました。
京都の本山の僧侶用の駐車場にも高級外車が並んでいますし、近隣の僧侶にも高級外車に乗っていらっしゃる方がいます。
景気がいい時は、漆器屋さんが営業先で30万円の売れ残った品物を百万円だと言った途端にすぐに売れたというような話をよく聞きました。
バブル期には500万円の日産シーマという高級車が飛ぶように売れたそうです。
買った人へのアンケートでは、値段が高かったから・・・という理由が上位でした。
値段でしかものの値打ちを判断できない、これは迷いだと思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から864日め

377f3_188_d064be446e97a3da571d3dbcd 
俳優・ミュージシャンの押尾学と酒井法子の夫が麻薬・覚醒剤取締法違反で逮捕されました。
こういう事件が報道される度に子供たちに言います、麻薬にだけは手を出すなと。
後は、甘い儲け話とカルト宗教、社会には危険な甘い誘惑が多くあります。

 

今日は休みでした。
毎日大した仕事はしていないのですが、それでも久々に束縛されない1日はうれしく思います。
夕方、塗りものをしていたら、ご門徒の方が亡くなられたとのこと。
枕勤めに駆けつけました。
葬儀会場は、息子さんが金沢からセレモニーホールへ電話をして申し込んだとのこと。
私はとっさに最悪のパターンのお葬式だと思いました。
失礼ながらセレモニーホールでなければならないほど参列者がおい出るとは思えませんし、これも失礼ながら少しでも経費が押さえられれば助かるご家庭だと思います。
正覚寺の本堂で十分お参りできる規模のお葬式でしょうし、正覚寺なら経費も軽くすみます。
正覚寺を会場に・・・という発想をしていただけなかったことをとても残念に思いました。
セレモニーホールのためにお葬式をするようなものだと思います。
肉親が亡くなって動揺し慌てる気持ちは分かりますが、家族や親戚に一言相談してからでもよかったのではないかと思います。

 

今朝のインターネットニュースからの引用です。
=======================================================
この主婦は前回まで父親に従い、衆院選は与謝野氏、都議選は内田氏に必ず投票してきた。
しかし、夫(39)と営んでいたそば屋が2月、景気悪化に伴う業績不振で閉店。
自民党政治への不信感を強めた。
「自民党に入れても世の中よくならないじゃないの」と反抗すると、父親は「内田先生は東京を必ずよくしてくれる人だから」と諭した。
しかし、主婦は「とにかく一度、民主党に代えなきゃ何も変わらない」と考え、父親にも夫にも内緒で栗下氏に投票した。
=======================================================
東京都議選の千代田区選挙区のことらしいのですが、東京のど真ん中でも「内田先生(自民党)は東京を必ずよくしてくれる人だから」と自民党を支持し続けていることに驚きました。
このように支持してくれるなら、「東京をよくします」と公約しながら、「次こそよくします」「次こそよくします」と言い続ければ議席は安泰です。
7月4日に開催された「能登ふるさと博」のオープニングイベントで、石川県議会議長が「能登へも北陸新幹線を引き込む・・・」と挨拶しました。
北陸新幹線は、富山や石川県では着工したものの福井から大阪まではルートすら決まってはいないはずです。
福井・大阪間すらどうなるか分からないのに能登へ引き込むなんて、県議会議長はバカではないかと思いましたが、そういうバカバカしい夢物語を聞かされてその夢に投票してきたのが能登の人々なのだとも思いました。
昨日、インターネットに農協・農林水産省・農政族議員が日本の農業をダメにしたという記事が流されていました。
農家も消費者もバカバカしいカラクリを知らないからまんまと騙されてきたのだと思いました。
民度に合った政治が行われている、そう思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から863日め

302_e327 
今日は理髪店を営まれる方の癌で亡くなられた奥さんの17回忌法要でした。
法名を準備していると亡くなられた方は数え年で50歳でした。
亡くなられた当時私は36歳、若く亡くなられて気の毒にとは思いましたが、それでも他人事でした。
今日は、数え50歳にショックでした。
私は53歳、人ごととは思えませんでした。

おみやげに寿司の折り詰めをいただき、女房と二人でいただきました。
女房が、いただきもので食べさせてもらってありがたいと言います。
そういえば、一昨日は百ヶ日のお参りでおこわとこぶ巻きをいただいてきました。
ありがたいことです。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から862日め

衆議院が解散し衆議院選挙に向けて各政党からマニフェスト(選挙公約)が発表されました。
マニフェストにより政策を選択する選挙になり、国民(選挙民)の政治に対する責任が重くなると言われています。
マニフェストがあろうとなかろうと、本来民主主義においては政治家のみが責任を追うのではなく政治家を選択した選挙民にも責任があるはずです。
選挙民の政治に対する責任意識の希薄さこそが私は日本の最大の問題点だと思います。
政策・政党を選択する選挙になるということで、イギリスには「支持する政党公認ならばブタでも投票する」という言葉があることがテレビで紹介されていました。
私は、能登の人たちはこれまでも自民党ならばブタでも投票してきたのではないのかと思いました。
選挙制度がどのように理想に近づいて変ろうとも選挙民が変らなければ何も変らない、私はそう思います。

次へ 震災トップへ

能登半島地震 被災から861日め

Yokoyama 
この本を読み終えました。
読み終えたといっても、ただ最後まで文字を追ったというだけで理解してはできていません。
「平易に説き明かす」とは書いてありますが、私には難しい内容でした。
ただ、最終章「仏教思想の現代的意義」は読んでよかったと思いました。

 以上の観察と考察とによって、Bといういまここの「自分」が存在するのは、「自分」以外の、もう無量無数の「他のもの」が原因となっていることが理解できたのである。
 そして「自分」というものは、言葉の響きがあるだけであって、あるのは「他なるもの」だけであるということにも気づくことになる。実は、縁起の縁とは「他なるもの」「他の力」といい換えることができる。したがって縁起の理は、「他があって自がある」という事実を説いていると簡潔にいうことができる。
 ・・・ (中略) ・・・
仏教思想から、私たちが学ぶべき教えは、この「他があって自がある」という縁起の教えである。この教えから「自分が生きている」のではなく、
 「他によって生かされてある自分」
であるという事実に気づくならば、 ・・・ 「他」への感謝の念が起こり ・・・。 

分かっていたはずのことが言葉を換えて簡潔明瞭に述べられると目からうろこです。

次へ 震災トップへ

« 2009年7月 | トップページ | 2009年9月 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    

気象協会

  • 気象協会

最近のトラックバック