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能登半島地震 被災から870日め

Sinbun  
今日は、ご門徒のお葬式が1軒、他門徒(よそのお寺)のお葬式のお参り(諷経 フギン)が2軒、月忌(月命日のお参り)が1軒、上の新聞記事にある無縁墓のお参り、最後にご法事が1軒という正覚寺としては珍しく忙しい一日でした。
連日雨続きで涼しいはずなのですが、私は暑くて汗をかきダルいという女房には更年期障害みたいと言われる体調で最後まで無事勤められるかどうか不安だったのですがなんとか長男にも手伝ってもらって最後まで勤め上げることができました。

ご門徒のお葬式を終えて装束を片付けていると、役僧さんが言います。
ザワザワしていましたねぇ、と。
私は、焼香に出るようになるとやかましくなるね、亡くなった方や遺族の方に失礼だよね、せっかくお参りに来たのだからもう少し我慢して静かにお参りして欲しいね、と答えました。
○○さん(近くのお寺さん)が静かにするようにと言われるのも無理ないと思いますよ、と役僧さん。
私は役僧さんも同じように感じていたのだと思いました。
マナーが悪くなったと思います。
それも若者ではありません。
高齢者の行儀が悪いと思います。
遠慮して小声で話すならともかくお勤めの声が会話の邪魔だと言わんばかりの大きな声で話します。
遺族への配慮も思いやりも何もないように思います。
この人たちはなんのためにお参りに来ているのだろう?と思います。
会話がしたければ外に出るべきでしょう。
儀式の間は私語は謹んで下さい、私は当たり前の常識だと思うのですが、常識が常識ではなくなってしまっています。
それも、今時の若い者は・・・と嘆く大人によって。

長男が諷経(よそのお寺のご門徒のお葬式のお参り)に行ってきました。
いただいてきたお布施が、先日の御門徒のお葬式のお布施と同額だったそうです。
長男はお葬式だけにお参り、一方の私は枕勤め、お通夜、帰敬式(おかみそり)、お葬式、還骨(骨上げ)、初七日とお参りさせていただきました。
お布施というお金のことを言うのは汚いことで止めた方がいいと思いますが、納得できない複雑なものを感じます。

今日のご法事は、約50年前に83歳で亡くなったお婆さんのお参りでした。
勤行(読経)の後お婆さんが歌っているテープを聞かせていただきました。
能登の田植え歌だそうです。
歌詞を教えていただきました。

『一念や帰命の双葉の苗を
 弥陀の田へと植えまいかの
 や弥陀の田へと植えまいかい

 阿弥陀の田へと植え込んでおいてのえ
 他力の水を当てまいかいの
 や他力の水を当てこんでかい
 や他力の水を当てこんでおいてのえ
 自力の草をとるまいかいの
 自力の草をとるまいかい』

蓮如上人により北陸で普及した歌だとも伝えられているそうです。
この歌のテープを残したお婆さんは、大正時代、百姓が集まって相談をすると一揆を起こすという理由で集会が禁止されるという時代の中、こっそりと3人が集まってこの歌を教えてもらったそうです。
田植えという労働をしながらも念仏を申す、浄土真宗の門徒にふれた気がしました。

20090810
無縁墓の草刈り・清掃奉仕をされている老人クラブの方々です。

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