能登半島地震 被災から967日め
今日は105歳で亡くなったお婆さんのお葬式。
それにしても夕べはお婆さんのお孫さんたちがお棺の前で大宴会でした。
輪島は、中陰・七日勤めを大切にする土地柄。
このお婆さんの猟師町は特に初七日を大切にする地域。
で、近年はほとんどの方が初七日を繰り上げて、還骨(お骨上げ)勤行に引き続き勤められるのですが、お婆さんの初七日のお勤めは初七日の日に勤められます。
あぁ、そうそう、輪島の七日勤めは、逮夜(お祭りでいう前夜祭)に勤められます。
ですから、多くが午後7時始まりです。
で、親戚はもちろん、町内、同級生などご縁のある方がお参りされます。
そうそう、今日のお葬式のクレームも盛籠の名札。
喪主の方々の希望で盛籠に名札を付けたのですが、それだと名前の見えない人がいるとおっしゃいます。
結局、正覚寺推奨の壁に掲示になりました。
女房がポツリと言います、私はお婆さんの半分も生きていないと。
言われてみればその通り、50歳になっていい歳になったと思いますが、おばあさんに比べれば半分ほどしか生きていません。
夜は、93歳で亡くなったお婆さんのお通夜でした。
生花の名札は横の壁、この方がすごくきれいです。
住職としては、ご本尊や遺体の前に名札を並べるのではなく、お供えをしてほしいと思います。
お参りの移動の途中、山の中で見かけた工事現場です。
何を建てるんだろうと思ったら、お墓じゃないかということ。
すぐ横には無縁仏の墓があります。
言われてみれば真ん中に地面に通じる四角い穴が開けられています。
面積にして10畳間ほどはあると思われます。
個人の所有地とのこと。
どんな墓が建てられるのでしょうか?
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