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伝道

003 
横の道路に先輩僧侶の車が駐車しています。
道路を挟んだ隣家は先輩僧侶のお寺のご門徒ですからお参りに伺っているのでしょう。
それにひきかえ私は土曜日だというのにお参りは休み。

 

Nobutsuka  
先日からこの本を読んでいます。
読んでいるといっても理解しているという意味ではありません。
一応、目で字を追っているというだけです。
読んでいるとイライラし、腹立たしく思えます。
読みづらい、理解しづらいからです。

本の巻末の「刊行にあたって」という文章の一部を転載します。

「(略)本書を通して一人でも多くの方が、親鸞聖人の教えである「浄土真宗」に出遇っていただき、称名念仏する者となってくださる機縁となりますことを念願しています。
(中略)
 このたびの刊行にあたっては、読者に分かりやすく読んでいただけるように、筑摩書房の協力を得て、可能な限り監修いたしました。
『シリーズ親鸞』は学術書ではありません。
学問的な裏付けを大切にしつつも、読みやすい文章表現になるよう努めました。
ご一読いただければ幸甚です。
                                    監修者小川一乗」

とあります。
この本の著者である延塚知道という先生はこの刊行の願いをご存じなのかと疑ってしまいます。
「本書を通して一人でも多くの方が、親鸞聖人の教えである「浄土真宗」に出遇っていただき、称名念仏する者となってくださる機縁となりますことを念願」されてこの本を書かれたのでしょうか?
「学問的な裏付けを大切にしつつも、読みやすい文章表現になるよう努め」られたつもりなのでしょうか?
私にはとてもそのようには思えません。
仏教用語は専門用語であって一般用語ではありません。
仏教用語や浄土真宗独特の言い回しを多用した説明では一般人には理解できないと思います。
伝えよう、理解していただこうという配慮に欠けていると思います。
真宗大谷派の住職である私でさえ読みづらいのですから一般の方々は難解だろうと 思います。
私には、この本が「「浄土真宗」に出遇っていただき、称名念仏する者となってくださる機縁」となるどころか、逆に浄土真宗が嫌になると思います。
一般向けにわかりやすく書かれたはずの本がこんなに難解なのですから、念仏は易行どころか難行苦行でしかありません。
このような本を出版しているようでは浄土真宗は廃れる一方だと思います。
お前が勉強不足なだけだと言われれば返す言葉はありませんが・・・。 (;´д`)トホホ…

 

Bunkajihou  
今日、購読していないのですが、「文化時報」といういわゆる業界紙が届きました。
浄土真宗本願寺派(西本願寺)の記事の一部を転載します。

「 勧学寮編集による『今、浄土を考える』(本願寺出版社)が、発刊より一月で再販がかかるほどの人気を博している。
江戸時代に討究した「真宗百論題」を現代的に解明するべく、内藤知康勧学をはじめ、本派の勧学や司教を中心に平成15年から続けてきた勉強会の成果をまとめたもの。
こうした形で本の編集を行うのは初めてで、会話形式で分かりやすく書かれた章もあれば、浄土に関する教義論題について説いた深い内容まで幅広くカバーしており、全ての僧侶の参考書となっている。
大遠忌に向け、勧学寮ができることは何かを考えたとき、近年、″浄土″というものを門徒に説明しにくいとの声が多い事に着目した。
″浄土を説けない浄土真宗″に″学ぶことを忘れた僧侶″という危機感の上に、今回の発刊がある」

 

西本願寺の本は読んでいませんが、東本願寺とは意識に大きな差があるように感じました。
一方は、「一人でも多くの方が、親鸞聖人の教えである「浄土真宗」に出遇っていただき、称名念仏する者となってくださる機縁」となるように、「読者に分かりやすく読んでいただけるように」、「読みやすい文章表現になるよう努め」たつもりが、読み手に配慮のない独りよがりな難解な書物の出版。
一方は、「浄土を説けない浄土真宗」、「学ぶことを忘れた僧侶」という自らの現実を自覚したところからの出発。

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