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ヤクザと原発

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昨年暮れに買った本。
途中まで読んでそのままに。
入院中の暇つぶしに。
突撃・体験・潜入記かと想像して買ったが、筆者の目的はもっと深かった。
筆者自身が書いているとおり、目的のためには周辺取材が有効で、潜入まで必要な かったかもしれません。
しかし、当然のことながら、リアルで生々しく、福島第1の様子が目に浮かびました。
それ以上に、最終章だけでもこの本を買って読んだ値 打ちがあると思いました。
原発の再稼働、絶対して欲しくない、電力会社も本当は止めたいのでは…と思いました。

入院は何もすることがなく退屈だろうと言われます。
先生からも退屈だから早く退院したいだろうと言われました。
しかし、私にとって入院はさほど退屈ではありませんでした。
テレビがあるし、本があったし、スマホがあるし。
インターネットに繋がるパソコンがあれば快適そのものだったと思います。
唯一の苦痛は食事。
好きなものを好きな量だけ食べたい私にとって、決められたメニューで決められた量の食事は苦痛です。
だから、病院の食事ばかりではなくご法事などのお斎も苦手です。
スマホは色々役に立ちました。
ネットでのニュースのチェック、ツイッター、音楽・・・。
電子ブック。
女房が持ってきてくれた本を読んでしまったので、電子ブックを購入。
タイトルは、「原発報道とメディア」。
内容はともかく読めました。
電子ブックを読むには文庫本サイズの7~8インチのディスプレイが欲しいと思いました。
特に老眼ですから・・・。
 
 
 
 
1106042393
この本を電子ブックで読みました。
この人のマスコミ論が間違っているとは言いませんが、原発問題に対する姿勢には同調できない感覚がありました。
まず、原発のリスクを大きくしたのは反対派がかたくなに反対運動をしたことにも要因があるというものです。
反対運動にも問題があったことは確かだと思いますが、推進派と反対派を同列に並べて比較するのは間違っていると思います。
推進派と反対派の力関係は、象とあり、月とすっぽん以上の歴然とした差があると思います。
それは現在勧められている再稼働の動きで明らかでしょう。
安全確認は関係4閣僚の政治判断、地元福井県への大臣からの説明は行われるものの理解したか理解されなかったかはこれまた4閣僚の政治判断。
要は官僚と4閣僚だけでどんどん再稼働できるってこと。
なんと言っても原発は国策。
反対派は代替エネルギーの心配をしろ、原発に頼っている人々の仕事を心配しろ・・・。
戦争に反対するには兵隊さんたちの就職先を心配しなければならないのでしょうか?
オームの施設の反対をしたら、新たな移転先を心配しなければならないのでしょうか?
オセロ中島を占い師から取り返すためには占い師の新たなカモを心配しなければならないのでしょうか?
国策として原発を推進してきた国家の力と市民として原発に反対する人の責任を同列に扱うことに違和感を感じました。
微量な放射能におびえすぎたという一方で、ハンセン病患者が結核を恐れるのを当然だと言う。
結核は危険だが放射能は安心だなんてどうして言えるんだろうか?
 
福島第一の事故があり、日本の主な部分を電力会社が牛耳っていたことが明白になりました。
官僚には天下り先、政治家には献金、学者には研究費、財界には発注、マスコミには広告宣伝費。
マスコミは第三の権力と言われてきましたがそうではなかった。
マスコミは政府と電力の広報機関でしかなかったということが明らかになったのではないでしょうか。
原発事故で、国も電力会社も学者も信用を失いました。
マスコミの同じでしょう。
まぁ、読みました、という内容の本でした。

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