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井戸のお参り

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午前9時半から、井戸のお参り。
2年毎に町内会で井戸掃除をされているとのこと。
お参りをして欲しいと。
それは私ではないでしょうとお断りしたのですが、記録には正覚寺になっていると・・・。
で、いい加減な坊さんなので引き受けることに。
伽陀、表白、御経(偈文)、短念仏、和讃、回向。
表白は、私たちを生かさせて下さっている環境に感謝して井戸の掃除をします、この掃除によって虫一匹の命にも危害が加えられるこののないことを願いますというような内容に。
偈文の最中にお焼香をしていただきました。

 

 

Muro

この本を読みました。
一部を紹介します。
これが現代に活きる仏教。
漢字の仏教用語の羅列ではなく、こうでなくてはいけませんね。
...
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仏教は、まず生きているものの苦しさの自覚から始まる。
そこから世界、宇宙と自分、自分たちを知るうとするのだが、そのときの方法は座ること、メディテーションである。

そして世界がどういうように、お互い同士関係をもち、作られているかを理解し、何ものも、関係ということなしに、それ自体では存在しかいことを理解する。
また、すべては時間とともに変わっていき、その瞬間瞬間以外のことにないことを理解する。

そのことは、苦しみをもち、世界を知るうとしている自分自身に当てはまり、この自分自身も、存在の関係の中だけでしか存在しないし、それも瞬間瞬間に変わるので、自分自身というのも本当は存在しない。



彼は分厚いニューヨーク・タイムス紙を手にしながら、私たちのまえでこう語った。

この新聞には、さまざまな事件が書かれています。それではこの新聞の一ページを見ましょう。
文字を読むのではなくて、紙自体をみると、そう、もしあなたが詩人なら新聞が印刷されている紙に、木を見ることができる。
なぜなら、紙はパルプから作られて、パルプは木から作られるから
そしてまた、その木が生えていた、うっそうとした森を見ることもできます。

いや木々のみではない。}
太陽がなくては、雨がなくては、風がなくては、木は育だなかったのです。
だからこのニューヨーク・タイムスの一ページの紙の向こうに、それらが、木が森が、太陽と雨と風が見えてくるはずです。

もう少し考えましょう。
木はパルプになるために、切り倒されなければならなかったのです
あなたが詩人なら、この新聞の紙の中に、キコリさえ見ることができるはずです。
それらの要素がこの紙を作っているのです。

そう考えていけば、この紙は多くの「紙でない要素」によって作られていることが分かりますね。
太陽も雨も風もそれに木もキコリも、それは紙を作っている「紙でない要素」です。
つまり「紙という要素」は「紙でない要素」によって作られているといってよいのです。


それでは次に、その「紙でない要素」を、紙から、もとの場所にもどしてやろうではないか。
パルプは木にもどり、それを育てた太陽の光は太陽にもどり、雨は空に、風も雲も、そのもとあったところに、キコリはその父親にもどしてあげよう。
つまり紙を形作っていた「紙でない要素」を、そのそれぞれの場所に戻してやったとすると、あとには「紙そのもの」というものが、残るのであろうか? どう思うかな、とティク・ナット・ハンは私たちに聞いた。

何も残らない。

紙そのものは、紙でない要素によって成り立っている。
その紙を作る紙でない要素を、もとのところに戻したとしたら、紙はからっぽ(空)になる。
ということで、それ自体が他と関係なく、独立して成り立っている存在などはない、と空と縁起を説明した。

他から独立した自分自身ということはない。
自分自身は、自分自身以外の要素によって形作られている。
だから独立した存在と感じられ思われている自分自身(自我)は、本当は完全な空なのです。


彼は空であると言うことは同時に、そこに全世界と全宇宙の要素があることです、と言った。
ニューヨーク・タイムスの一枚の紙にも、また私自身の中にも、空だからこそ全世界と全宇宙があります。

...
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午後2時から月忌を1軒。
午後4時から車で50分ほどの七尾で百ヶ日。

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